やめよう、長時間労働

介護業界の長時間労働問題に注目!

長時間労働を改善する介護福祉施設の取組み

有料老人ホームや特養といった介護福祉施設は、要介護者が入居・宿泊しているため、24時間体制で介護を行う必要があります。24時間のため当然夜間も介護をしなければならないのですが、ここで問題となっているのが介護職員の長時間労働です。

夜勤介護が必要な施設では、2交代制や3交代制といった勤務体制がとられます。2交代制では、昼間の職員が午前9時から午後5時まで担当し、午後5時から翌朝9時までを夜勤担当の介護職員が働くというのが一般的です。3交代制の場合は、早番が午前9時から午後2時、遅番が午後2時から午後10時、そして夜勤は午後10時から午前9時までといった勤務となります。
2交代制は3~4時間、3交代制では1~2時間といった休憩が途中に入ります。2交代制では休憩時間は多いのですが、勤務時間が16時間の長時間に渡る事もあり負担が大きくなるのです。

長時間労働が発生してしまう原因の1つは人手不足です。本来、3交代制にした方が介護する側としては負担も軽くなるのですが、人員が不足しているため2交代制にせざるを得ないという状況があります。今後、こうした労働環境が改善される事で、人手不足も徐々に解消されるのではないかといわれています。介護の職場で働くときは、3交代制が導入されているところを重点に考える事がいいでしょう。現場で対応していくには限界があるため、行政が一緒になって取り組んでいく事が期待されています。

参考:介護業界の労働時間問題を解説